わらわの事 みんな坂田靖子さんの漫画を読むんだ!!
あー、やっぱりわらわってかわいい!!
ツイッターで坂田靖子さんのお話をしてたら「わらわとは?」みたいな話が出たので以前のHPでおしてた「伊平次とわらわ」の紹介文を再掲。
みんな「伊平次とわらわ」を読んでわらわの素晴らしさを讃えよう!!
坂田靖子著 「伊平次とわらわ 1」 第八話 狸 より(潮出版社)
坂田さんのHP 坂田BOX( http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/ ) の中で
「「自分の作品」に関して、個人のホームページ上では「出版社の利益を損なわない範囲」で、小さいものなら、なるべく自由に使っていただきたい。---と考えています。」
のコメントを見たときからずっと狙っていた坂田靖子さんの「伊平次とわらわ」の紹介です。
坂田さんの話はどれを読んでも嫌いがない…というか大抵大好きなんですが、「伊平次とわらわ」は別格。とくにわらわが3号の中では別格のお気に入りです。
話は、坂田さんのサイトのお仕事箱の「平安の闇と鬼」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/work/manga/heian/heian.htm
を読んでもらった方がいいといいかもしれないけど、ちょっとがんばってみます。
伊平次は墓場のはずれに住んでいる墓守です。で、中納言の姫と名乗る犬、わらわがいつの間にか住みついてしまいました。この二人の生活に紛れ込んでくる(というか生活の一部)物の怪や化け物たちや人々と彼らのお話のいろいろです。
基本、一話完結の短編集、いま2巻まで出てます。(また、書かないかなぁ、坂田さん。)テンポよく笑わせてくれます。さぁ、皆さん本屋さんへ走るんだ。今だったら同出版社より文庫本も出てるぞ。お願い、誰かわらわのすばらしさについて語り合おうよぉ。
そう、この話、わらわがいてこそだと思う。ある意味こんなに大好きな漫画のキャラっていないなぁ。
とても食いしん坊で(というかいやしんぼで)、文句が多くて、おこりんぼで、わがままで、マイペースで。すっごい、かわいいの。
ぜんぜん、懲りなくて、しぶとくて、能天気ぶりが最高なの。
わらわが一緒に住んでくれるならがんばってわらわのごはん代くらいかせくぞと思うのです。でもすぐに文句を言いたくなりそうだけど。
でも、なんだかんだといいながら伊平次がわらわを追い出さないのはわらわとの生活が楽しいからだと思うな。(いや、伊平次はまれに見るお人よしというかあるものをそのまま受け入れる人だからという部分も強いとは思うけど。)
このお話、自分にとってはわらわは大好きな人で、伊平次は尊敬する人かな。伊平次のバランス感覚って最高なのよ。
しかし、いいなぁ、伊平次がうらやましいなぁ。ずるいなぁ。独り占めなんて。
(とか言ってるとじゃぁ、お前が一緒に暮らせという声が聞こえそうだが。)
ともかくわらわに会うために頻繁にこの本を開く3号ですが、もういいかげん話がわかっていても次の絵が判っていても、次の言葉がわかっていても彼女の言動と伊平次とのかけあい漫才に大爆笑してしまうのです。
そこには確かに会話の間とか登場人物の確かな息遣いがあるからのようにも思います。
坂田さんのお話はどんなに不思議な話でも脅かしたり、説得する風でもなくいつもその「確かにそこにある。」という形でお話が私の前にあらわれます。
その気持ちよさが大好きです。わらわもなぁ、絶対、いる、もんなぁ。
と言ってみたところでこんな文章じゃぁわらわのすばらしさは判りません。坂田さんの「伊平次とわらわ」
を読んで3号とお話をしてほしいです。よろしく。