ココロ社さんの クビにならない日本語読了
職場でのコミュニケーションスキルの手引書だが、普通に普段の生活のあちこちで役立つヒント満載。
「過ぎた自虐から「そんなことないですよ」と言わせてはいけない
→相手を「自分は承認マシーンなんだ」と思わせてはいけない(大意)など耳は痛いが思わずマーカーつけて付箋つけちゃうポイント満載。(上記はやるときは自覚を持って、やり過ぎないが肝心なんだろうな、「自虐マシーンだけなんだ自分」と思わせてはいけないんだろう)
マーカー、付箋といえばこの本が私にとって秀逸だった。初めて「抵抗なくマーカー、書き込みを出来る本」
章ごとに問題があって回答を自分が書き込むスペースがあるのだがここに書き込む事はまだしていないがこの部分があるおかげで「本への書き込みへの後ろめたさ」がない本として自分には機能してくれた。
たまにチャレンジャーな私は本に書き込みをしながらでなければ理解できない本というのを読むこともあるのだがどうも本への書き込みや付箋はりはやけに悪いことをやってる気分がある。なのでたまに書き込み用の本を別に買ってしまうこともある。
それでもやっぱり邪道な事をしてる気分になったりする。(ノートを作ればいいのかも知れないけど本に書き込んだほうが理解が深まるというか理解への取っ掛かりがしやすいという事がある。)
だがこの「クビにならない日本語」その心理的負担を取り払ってくれた。気軽に書き込み、そして気軽に再読できる。
ネット上での文章、雑誌での文章は「みんなの○○さん」な気分で読むんだけどこれが書籍になると「わたしの○○さん」の気分にしてくれて著者のファンであればなんだかプチ独占欲を満たしてくれてなかなかいい気分。ただこの本は面白いことに「書き込みが出来る気軽さ」をくれたかわりに「私のココロ社さん(の本)」という気分でなく「私のためにココロ社さんが用意してくれた手引書」な気分だった。今まで手にした「ツール本」でこういう気分になったことはないのでやはりこれは私がココロ社さんのファンだからだろう。
コミュニケーション「テクニック」としてしまうとなぜか嫌がる人もいるだろうがこの文章だったら読んでみたら抵抗なく入れる人が多いんじゃないんだろうか。おすすめ。
大切なことだと思うし、判りやすく丁寧に提示してくれる手際は最高。あとやっぱりココロ社さんの文章のキュートな部分が出ていて楽しい。
次は「私のココロ社さん(の本)」的な気分にしてくれる書籍希望 虫や風景の写真集に解説なんて最高かも(祈願)超★ライフハック聖典 〜 迷えるアダルトのための最終☆自己啓発バイブルの次は是非。
昨日買った本
ブラッドベリ買い忘れてました。出てたんね、こんなの。