子供の読書
小5の息子が学校からこんな冊子をもらってきた。
そこからの我が家の会話。
自分「別に読みたくなかったら本なんか読まなくてもいいけどねー。いいことな訳でもないし―。(活字中毒のけがある人)」
息子「おすすめ本に夏目先生の「坊ちゃん」があるよ。」
息子の文豪ストレイドッグスの押しキャラは夏目漱石先生である。
渋いな!!!
自分「あー、漱石は「坊ちゃん」より「吾輩は猫である」か「自転車日記」のが面白いよ。」
姉「文ストからは谷崎読んだよ。」
自分「谷崎は変態だからな・・・。」
姉「でも、綺麗だから。」
父親「文ストも谷崎でなおみちゃんだし。」
自分「文ストよんで久々に独歩よみかえしたよ。」
息子「それ、だれ?」
姉「国木田さん。」
息子「読んでみたいなー。」
自分「漢字にかなふってあるのあったかなぁ。またみるよ。」
父親「でもそろそろ少年探偵団あたりは押さえた方がいいよな、もう小5だし。」
(ほとんどうわごと。だって自分が好きなんだよ。判るよおいらも好きさ。)
息子「推理物より冒険ものの方がドキドキするからルパンの方がいい。」
父親「奇岩城はよまないとね。」
自分「ルパンが出てたらルパンが主役だよねー。クリスティも冒険もの書いてるよ。ポアロとかヘイスティングが出てくるやつで。」
息子「ポアロさんって探偵じゃないの?」
自分「ポアロは何でもやるんだって。(暴言)」
息子「また、読みたい。」
父親「でも、推理物がスリルがないとかまだまだ甘いな!!」
息子「えー。でも探偵は失敗しても探偵のマイナスにならないじゃん。」
・・・甘いな・・・
自分「クイーンってそんなんだった?」(息子さんはエラリー・クイーンを読んでいる)
父親「まぁ、推理物は最終的にはハードボイルドまでいかないとな。」
自分「チャンドラーは読まないと。「長いお別れ」とか。もう、推理とかどうでもいいから。(暴言)」
息子「でもさぁ、音読してもらうと本を読むっていうのは本当だよね。ぼくやってもらったし。」
(唐突にもらってきたムックの話に戻る。)
自分「あー、「モモ」とか途中だからまたやらないとね。そろそろやろうか。」
息子「僕、ガンバがいいなー、ガンバ。」
あと、色々、具体的なそれぞれの押しの本の話になだれ込む。
お前ら、朝忙しいんだから支度しろ!!
ま、別に子供に無理に本を読ませなきゃって全然思わないし、他に楽しい事があったらそれがその子にとって本以上の意味があるしそれでいいと思う。
ただ、「読書好きな子供になってほしい。」とか「本を読んでほしい。」とか漠然と思ってても子供は本を読まないんじゃないかな。
あと、やっぱり子供に読ませたいなら自分が読まないとね。
おいらは子どもが読まなくても別に全然かまわないから自分の読みたい本をガンガン読むけどね。
うちみたいに本が散乱してる上にがつがつ本の具体的な話が展開されてると子供はほっといても読みたい本を読むよ。
しかし、うちの環境は本が嫌いだったらかなりつらいと思うのでみんなそれぞれに本を読む人で良かったです。