産経新聞への抗議はがき

先日の日記「描く資格」
でも書いたように産経新聞の4こま漫画の酷さが我慢できなかったので、中間管理職さんのブログ「勤務医 開業つれづれ日記  分店」の<ハガキで抗議>産経新聞が繰り返す”たらい回し”マンガさらり君 西村宗 H19.12.15 での抗議文を改変させていただき産経新聞へ抗議はがきを出しました。

http://ameblo.jp/med2/entry-10060643108.html

                                                                      • -

抗議文
産経新聞 担当者 殿
マンガ さらり君 作者 西村 宗 殿
 ここ数ヶ月、貴紙では救急患者の病院による受け入れ拒否について”たらい回し”という表現を繰り返し用いており、多くの医療関係者はその用語が不適切な使用であり、非常に不快感を感じております。
 さらに「マンガ さらり君 西村宗 H19.12.15」では露骨に医師が”たらい回し”を教育しているかのようなマンガまで掲載させております。”たらい回し”という表現は、救急車が病院一軒一軒を回って断られているような印象を与えますが、現実には、各病院が急患を受け処置を行っている最中であり、あるいはどう考えても重症度からその病院では対応できないことを連絡していることです。

 今、医療崩壊が叫ばれていますが、貴紙のような救急医療現場をまったく理解していない”医師叩き”によってさらに夜間救急体制が崩壊していくことでしょう。貴紙の”医師叩き”は他紙と比べても際立ったものです。
 貴紙の謝罪と、医療体制に対する報道のあり方を根本から見直すことを明確に示してください。
H19年12月  日
住所
氏名

が、元になった文章です。私は医療従事者でないので「多くの医療関係者はその用語が不適切な使用であり、非常に不快感を感じております。」の部分を「その不適切な用語の使用を11月に病院で出産した私は非常に不快感と不安を感じております。」に置き換えさせていただきました。

はがきの抗議文、中間管理職さんのブログ内容が産経新聞の報道のひどさを詳しく伝えてくれています。

 ごめんなさい。忙しくてまとまってませんが、こういう声を上げるというのは大事じゃないかなと思うわけです。