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馬鹿は嫌い。

…て、書くと終わってしまうわけです。

自分を大棚に上げて物を言えば馬鹿は嫌い。もちろん誰もが賢いわけではないので(誰だって賢くない部分はあるので)馬鹿は存在してはいけないという意味ではないですが(そんなこといったら自分の首をいっぱい絞めてしまうので)ある種の賢さを持たない人は風刺漫画を描く資格はないと思います。

12月15日 産経新聞 四こま漫画 さらり君

「キミは医学部だったね」
「いまどういうのを習っているんだい」
 たらい回しか

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新聞の四こま漫画というのは風刺漫画の要素が強いだろう。(中日新聞のちびまるこちゃんはちょっと違うような気がするけど。)

これは風刺漫画のつもりなんだろうなぁ。本当の事を描いてるんなら「痛快」といっていいかもしれない。…本当の事ならね。

医療崩壊の音ががんがん鳴り響いている中でどうしてこう一方的な情報を鵜呑みにして現状を見ずにこういう漫画がかけてしまうんだろう。

 新聞の風刺漫画といえば「サザエさん」がある。長谷川町子さんはとても勉強家だったという話を聞いた事がある。沢山の本を読み、いろいろな媒体を使って沢山のことを調べ、そして沢山の作品を残した。「サザエさん」はその時代を読み解くすばらしい「風刺漫画」だ。ご本人の才能と、絶え間ない努力と、情報収集がその作品を支えている。

救急医療において「たらいまわし」とマスコミで表現されているものがマスコミによる不当な「医師叩き」であるというのはちょっと調べればすぐに判ることだ。(だって、私にだってわかるんだから。)マスコミの一面的な報道だけで「たらいまわし」が本当の事だと認識して「風刺漫画」のつもりでこれを描いたのであればこの作者の方は「風刺漫画」を描く資格はないんじゃなかと私は思う。

それとも作者はそんなこと判った上で「医師叩き」に加担しているんだろうか?

現在の医療崩壊の最中、盛んに行われる「医師叩き」は国や行政にとって(自分たちに非難を集めないためのスケープゴートとしての対象になるため)好都合だという話は聞くし、信憑性もあるように思ってしまう。新聞やテレビ局などの大手マスコミが国や行政におもねって盛んに「医師叩き」を行うというのはそれはマスコミのわが身かわいさでありなのかなぁと意地悪く思う時もある。

 …この漫画家もそうなんだろうか?そうだとしたら、なんだか悲しい。すごく単純な思い込みかもしれないけど、風刺漫画なんかは「体制への批判」「弱者、声の小さいものの見方」って単純に思ってたふしが自分にはあるからだ。

 詩人や風刺漫画を描く漫画家ってのはそういう立場での発信をするもんだっていうなんだろう単純な信頼みたいなものがあるんだけどなぁ。(子供っぽいかもしれないけど本当は報道機関にだってそういう信頼を寄せたいのである。)

是非、この作者には訂正や謝罪を表明していただき、馬鹿でないところを見せてほしいなぁと強く思う。