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搬送拒否とは言うけれど

 実は自分、10月に入って2週間ほど入院していました。
 朝6時に起きた時にトイレに行った所、出血があり、かかっている産院の手配により、30分後には地区周産期医療センターである病院で診察を受け、そのまま切迫早産で入院です。

 実は32週で胎児の体重が1300ということで紹介を頂き診察の予約(入院した病院へ)を取って頂いていた当日の出来事でした。
 もちろん色々なタイミングもあったと思うし、今の産科医療をとりまく現状を考えれば、ものすごく恵まれているのはちょっとでもネットを見渡せばあきらかです。

ななのつぶやき 母体搬送の実際
http://blog.m3.com/nana/20071029/1
 
 が、マスコミでセンセーショナルに報道されている搬送拒否などの後ろには今回の私のように当たり前のように助けられている妊婦と胎児が山のようにいるはずです。
 そして、それは当たり前の事でなく、沢山の医療関係者の方々や機関、その周りにみえる人々の努力や力によって支えられているものだと思います。
 産科医療を始め、医療のあれこれが崩壊して困るのは自分自身を含めた誰も彼もです。

 ぎりぎりでがんばっている医師に
 
 
産科医としては、「参加している授業で、延々、欠席者が多いからっ」って怒られてるみたいなものだったわけです。
奈良死産“電話で12病院断られた”事件報道の問題点!
http://obgy.typepad.jp/blog/2007/09/12_91e1.html

って言わせてしまうようにマスコミも患者や患者の家族の立場にたつ(またはいつ立つ事になるか判らない)我々が
医師を責めたり、パッシングするのでなく応援したり、バックアップしたり自分達の出来ることをしたりする必要が本当にあるだろうと思います。

 以前、こちらのブログでネットなどで産科の医師の方々の「お産が好き」という思いに本当に考えさせられたですが、この入院でもしみじみ先生方の「お産が好き」という思いになんともいえない気持ちになりました。(感謝と申し訳なさと他にも色々と)
 自分自身の胎児の体重が入院時1300だったんでしたが、7日後に1500、その4日後に1800と増えました。で、退院して10日後は1800でその7日後は2000。
 もちろん、誤差は出るのでしょうが、この増えなかったり、増えたりの体重に主治医の先生は母親である私以上に心から一喜一憂してくださいました。
 2000の声をきいた検診時は本当にうきうきと晴れ晴れとして我が事のように(というか、ほとんど我が事として)喜んでくださっているのが判りました。ありがたいことです。
 本当にこの先生に見ていただけて幸せだなと思う瞬間が何度もありました。

 同じ時期、入院していた同室の主治医の先生も患者に「先生、大丈夫ですか。」(傍目にもものすごく疲れて見えた。)と声をかけられ「いやー、緊急の手術が3つも入っちゃって、診察が遅くなってごめんね。」と笑顔で応対されてました。
 先生方も、他のスタッフの方々も凄く忙しそうで、そして、凄く一生懸命で、そして、とても嬉しそうな姿を病棟で見かけました。
 いや、本当に思いました。ネットでブログなどを読んでいる時もしみじみ思ったことですが、改めて思いました。

 こういった方々だから実際、「それは無理だろう。」という無理を重ねてくださる。
 スーザンのスーザン的世界 「無理」http://blog.goo.ne.jp/takayarisa/e/7a62e03135a1cd6b855a6da2fd7ba58d
 でも、やっぱりこんな無理を重ねさせちゃいけないんだと思います。本当に改めて思うわけです。
 
 あと、妊婦としての勉強は本当に大切だなと今回の入院では思いました。自分の妊娠をきっかけに、医療関係者の方々がネットで発信してくださる貴重な情報や書籍から帝王切開の事や妊娠中、胎児の状態で判る事、判らないことやその他色々…と勉強させていただいていたわけですが、これがあったおかげで入院前の主治医の説明で
 ・胎児の状態によっては緊急帝王切開になること
 ・帝王切開になった後、胎児の検査などについて
 ・現在、判ることと判らないことについて
 などがあったのですが、どきどきしながらも頭が真っ白になる事無く、聞き、同意書などにサインする事が出来ました。
 本当に、沢山の方々に感謝なのです。
 現在、37週に入り自宅療養で妊娠継続中です。主治医の先生からは後は体重待ちだけどもういつ産まれてもいいねと言っていただけました。 
 家族や友人、そしてネットで出会った人たち。沢山の人に支えられ、助けられてこうして妊娠期間を過ごし、出産に備えることが出来る環境に本当に感謝してます。(そういう思いをしたり、している人は沢山いると思うんです。そういう事こそ広く沢山の人たちの間に広がるといいのにと強く思います。)

 みなさん、ありがとうございます。